北海道 毛ガニ 値段

北海道 毛ガニ 値段

お値段以上の幸せが?!魅力たっぷり北海道産毛ガニ

'ごちそう'と言えば、あなたの頭には一番に何が思い浮かびますか?きれいなサシの入った高級なお肉ですか?はたまた、たっぷり脂ののった本マグロの大トロですか?そんな中、真っ先にカニを連想してしまうわたしは、自他共に認める無類のカニ好き。毎年、暮れのごちそうとして、必ず家族みんなでカニを食べ、新しい年を迎えることが恒例になっている我が家では、昨年末、タラバガニにするか、ズワイガニにするか、毛ガニにするかと、何日間か悩んだ末に、初めて北海道産毛ガニを取り寄せました。 今回は、この北海道産毛ガニについてご紹介していこうと思います。

いつでも美味しい北海道産毛ガニ

カニの旬といえば、たいていの人が冬を連想するでしょうが、実は北海道産毛ガニの旬は冬だけではないことをご存知ですか?四方を海に囲まれた北海道において、毛ガニは資源保護のため、3月から6月にかけては稚内や網走沿岸で、絶品とうたわれ、高い値段で取引される噴火湾産は7~8月に、釧路や白糠など道東においては9~10月に、そして11月~2月には日高沖・・・と、産地によって操業できる期間が決められています。このように、一年を通して、その時々の新鮮な味を食べられるということが、北海道産毛ガニの最大の特徴と言えます。

しかし「でも北海道産毛ガニなんて値段も高いよね・・・」と、どうしても値段のことが気になってしまい、なかなか手が出せないという方もきっと多いでしょう。実際に、わたしも冒頭に触れた北海道産毛ガニに出会うまでは、まさにそのような北海道産毛ガニ=値段が高いというイメージを持っていたのですが、今では、少し違った観点から、この北海道産毛ガニにつけられた値段を見ることができるようになりました。

「また買いたい。また食べたい。」

では、なぜわたしが北海道産毛ガニをこのように思えたのか。それはひとえに、北海道産毛ガニの魅力に取りつかれたからと言えます。値段以前に、また食べたいのです。上記のように、一年を通して新鮮で美味しい北海道産毛ガニは、ひと昔前までは、現地でしか味わえない特別な味でした。ところが、流通手段が格段に進化した現代においては、気軽に取り寄せて新鮮なまま自宅でその味を堪能できるのですから、こんなにありがたいことはありません。

北海道産毛ガニの醍醐味

昨年末、そのようにして新鮮なまま北海道から直送された北海道産毛ガニを食べた時の衝撃と言ったら!ほぐした身を光に当てたときの透き通るような白さ、口に入れたときの旨みと甘み、繊細で上品な味の繊維・・・あの感動は今でも鮮明に覚えています。そして、やはり一番忘れられないのが、北海道産毛ガニの醍醐味と言われる格別なカニみそです。ぎゅっと詰まった北海道産毛ガニの身をほぐし、甲羅で濃厚なカニみそと和えて、オーブントースターで加熱したものは、一口食べるとしばらく声も出ないほど。それもそのはず、選りすぐりの北海道産毛ガニのみそは、決して生臭くなく、どこか甘みも感じられる濃厚な味で、とてもクリーミーなのです。「あの値段でこの味ならまた買いたいね」とわたしと同様にカニが大好きな主人や娘も大満足の様子でした。

大ぶりなタラバガニやズワイガニに比べると、食べるところが少ないと言われてしまうこともしばしばある毛ガニですが、間違いなく、家族みんなが笑顔になったあの時、わたしは満足感と幸福感に満たされ、大袈裟ではなく、値段以上の幸せを貰えたと思っています。ですから、これは、その品質と価値をしっかり見定めれば、北海道産毛ガニの値段は決して高いものではないと言えるのです。

心を込めた贈り物にも

栄養豊富な海で育ち、凝縮された旨みと甘み、そして濃厚なカニみそが抜群に美味しいと言われる北海道産毛ガニ。その北海道産毛ガニの中でも、高級料亭などでも珍重される噴火湾産のものは、多くの食通の舌をうならせ、わたしのようなカニ好きであれば、きっと一度は食べてみたいと恋焦がれる逸品です。かにめし発祥の地として、そして、ホタテなどの養殖でも知られるこの噴火湾は、三方を陸に囲まれた波の穏やかな湾で、周辺の温泉から湧き出るミネラルが流出しているため、とても栄養が豊富です。そんな恵まれた環境で育った毛ガニですから、美味しくないわけがありませんよね。

笑顔になってもらいたい

他の産地の北海道産毛ガニと比べると少々値段が張るのにもうなずいてしまいます。そんな中で、先日、大学時代を過ごした北海道の友人と久しぶりに電話をしていた際、何かとお世話になっているお義母様に地元産の毛ガニを贈ったという話を聞きました。実は、彼女は噴火湾を有する長万部町の出身。彼女曰く「せっかく贈るのであれば、心から喜んでもらえるものを贈りたかった」そうで、いくら地元とはいえ、それは最高級とされる噴火湾産毛ガニですから、多少値段のことで悩みはしたものの、日ごろの感謝をこめて自分が心から美味しいと思える自信のある毛ガニを贈ったのだそうです。この心のあたたまるエピソードを聞き、大切な人だからこそ美味しいものを食べてもらいたい、笑顔になってもらいたいというこの気持ちこそ、値段以上の幸せを運んで行くのかもしれないなあと、しみじみ感じたわたしなのでした。

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